卸売市場では
休市日以外は
毎日セリが
おこなわれます。
青果市場では主に
大根を担当している
私ことカズですが、
こだわりたい部分も多く
卸会社の若い子からすると、
一番品物の選り好みして
いるらしいです。
たしかに選り好みはしています、
ただ “買いました”
“売りました” ではなく
どういう好みで
お客さんはみているか?
適する品物は何か?
値段はどうか?
そうして、お客さんのために
品物が安いタイミングで
多くの品物を仕入れられれば、
私にとってもお客さんに
とっても良いことです。
例えばセリ場で悪い品物を
そのまま良品の相場で買ったり、
相場を読みそこねて無理に
高く買ったものをお客さんに売る。
「きょうは高かったので
2000円です、3000円です」
そういった異様な相場は
多くの場合は
“勝手に高くしただけ”
で野菜を作った
生産者さんたちも
高すぎる相場
を希望もしていません。
ましてや安すぎて
労働意欲を削ぐ安値も
希望していません、
では何を求めますか?
安定した収益で長く続く
農業を求めています。
自然の気象や他の市場
もあるので野菜の相場の
上下変動はあって
当たり前ですけど、
できるだけ
良い品で適正、
或いはお客さんにとって
“安い価格” を 実現する
ために、
過去データや気象データを
睨み大胆に買う度胸が試されます。
そうして買った大根、
或いは 他の野菜で
お客さんに 喜ばれることが
嬉しく感じやりがいになると
思っています。
こだわらなければ、
異様に高い相場で
品物の善し悪しも関係なし
で買えば楽チンかも
しれませんが、
同じ仕事をするなら
こだわりを持ちお客さんにも
喜んでもらいたい、
そう思えば奥深い
拡がりが出て
自分自身もよくなると
考えています。
長文失礼しました。
大根売りのカズでした。